マヌカハニーとピロリ菌
テレビでも取り上げられ、その強力な抗菌作用に注目が集まるマヌカハニーですが、よく見かける謳い文句にピロリ菌の殺菌効果を上げられます。
このページでは、マヌカハニーで本当にピロリ菌をやっつけられるのか、その根拠や仕組みについて調べました。
一定レベルのエビデンスをもとに、なるべく分かりやすく端的に構成しているので、詳しくない方でも入ってくる内容になっていると思います。
ピロリ菌について
まず、本題に入る前にピロリ菌について簡単に説明しておきます。
ピロリ菌はオーストラリアのロイヤルパース病院のマーシャルとウォーレンという2人のお医者さんが1982年に発見した細菌で、正式名称をヘリコバクターピロリ菌と言います。
人の胃の中に生息する生命力の強い菌で、特に日本人はピロリ菌の保有者が多いことも知られています。通常、強酸性の胃酸の中で細菌が生きにくい環境下にありますが、ピロリ菌はものともしません。
ピロリ菌は様々な病気の元凶とされ、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃ポリープや胃炎といった病気との因果関係も確認されているそうです。
マヌカハニーのピロリ菌殺菌効果
さて、ピロリ菌を殺菌できるということでメディアで大々的に取り上げられているマヌカハニーですが、根拠となるエビデンスは存在しているのでしょうか。
これについては、イギリスの医療雑誌“Journal of the Royal Society of Medicine”の1994年の1月号で発表された論文を参考にしている情報サイトが多く見られます。
実験は、ディスク拡散法という臨床現場では良く用いられる方法で行ったそうです。
※ディスク拡散法については「https://www.keyence.co.jp/ss/imagemeasure/sokushiri/news/011/」に詳しく書かれています。
実験によると、5%濃度のマヌカハニーでピロリ菌の殺菌が確認され、2.5%の濃度でも局部的な殺菌効果が認められたということです。
さらには、大腸菌、腸球菌、消化性潰瘍、化膿レンサ球菌や、ストレプトコッカス・ミュータンス菌という虫歯菌にも有効性を示した論文や実験結果が発表されており、マヌカハニーが持つ特異とも言える抗菌力が注目を集めているわけです。
\公認の超活性マヌカハニーはこちら/
胃がんの原因の9割以上がピロリ菌
ピロリ菌に感染すると胃炎を引き起こし、日本人の場合は8割の人が、胃酸が出なくなる萎縮性胃炎を発症するというのです。
この萎縮性胃炎を発症した人の約1%が胃がんになるという研究データがあり、胃がんになった人の98%がこのようなピロリ菌感染が原因だといいます。
一般的なピロリ菌除去の検査と投薬治療
胃腸疾患や胃がんへと繋がるピロリ菌ですが、治療法は確立されていて成功率も高いことが分かっています。保険が適用される治療法なので、まず、胃カメラ検査とピロリ菌に感染しているかどうかの検査を受けるといった手順を踏むことになります。
治療法については、3種類の薬を1週間服用するだけで7割〜9割がピロリ菌の除去に成功するそうです。抗生薬が2種類と胃酸の分泌を抑える薬の3種類です。
この投薬期間で除菌できなかった場合は、薬の組合せを変えてもう1クールおこないますが、ここまででほとんどの場合ピロリ菌除去に成功するとのことでした。
治療中は、軟便や下痢、発熱や味覚異常といった副作用を伴うケースもあるとのことで、その場合は勝手に薬を減らすのではなく、酷くなる場合は先に医師に相談して欲しいとのことです。
また、成功への秘訣として禁煙・禁酒が非常に重要だそうです。
(参考サイト:https://chiyoshin.com/shoukaki/img/pylori.pdf#search='ピロリ菌 治療法')
\公認のマヌカハニーはこちら/
ピロリ菌除去にはUMFやMGO数値の高いマヌカハニーを選ぶ
高い抗菌力が話題のマヌカハニーですが、どのマヌカハニーでも強い抗菌作用があるわけではありません。
原産地のニュージーランドでは、抗菌物質(メチルグリオキサール)の含有量や濃度を検査し、製品ごとに数値の記載を義務ずける格付けシステムを採用しています。
その数値の単位がUMFとMGOで、この数値が高いほど抗菌物質の含有量が高いことになります。
ピロリ菌を殺菌する目的で摂取するなら、UMF10+以上、MGO表記なら250+以上を目安に選ぶと良いでしょう。
MGO250+では3か月、MGO550+以上を服用することで2週間で除菌出来たというような実験結果もあるみたいなので、抗菌物質(メチルグリオキサール)の含有量や濃度を見て選ぶことも大切だと思います。
(参考サイト:http://www.cyclochem.com/interview/004_03.html)
UMFやMGOについて詳しく知りたい場合はこちらの、抗菌力を示す規格|UMF・MGS・MGOをご覧ください。
\公認の超活性マヌカハニーはこちら/
マヌカハニーでピロリ菌除去|効果的な食べ方
ピロリ菌対策としてマヌカハニーを食べるなら、ティ―スプーンに1杯〜2杯程度を空腹時に摂取するのが一番お勧めです。
専門店や販売メーカーでも一番効果が得られる食べ方として推奨されています。マヌカハニーの食べ方についてもう少し詳しく調べたい場合はこちらの、マヌカハニーはいつ食べるのが効果的?タイミングや摂取量の目安をご覧ください。
マヌカハニーとピロリ菌|まとめ
マヌカハニーがピロリ菌の殺菌に効果的だというのは、結構な量の論文や科学的な根拠があって言われていることなんだとご理解いただけたかなと思います。
ただ、様々な研究や実験が行われ、エビデンスが高いマヌカハニーのブランド力は、数多くの類似品や偽物が横行する事態を招いていたりもするわけです。
本物のマヌカハニーは抗菌力を分析し、分析結果の証明書が同封されています。その数値単位こそがUMFでありMGOなのですが、この表記の無くマヌカを名乗っていたり、マヌカハニーと同様の成分を謳っているただの蜂蜜も多く見かけます。
そこで、ニュージーランド政府に認められた成分分析を行い、圧倒的な抗菌物質の含有量で話題になっているマヌカハニーの専門店や本物の見分け方などについてまとめました。